“きりんのマーク”の物語 第 3 話 「どうして野口さんは、きりんのマークなの?」と、お客様からご質問を受けることがよくあります。 わが社の想いの象徴ともいえる"親子きりん"のマーク。 始まりは、昭和50年(1975年)にさかのぼります。 当時、「殺風景な建設現場に何か温かいものを」と考え、思いついたのが、工事中のシートに絵を描くことでした。社員にデザインを募集したところ、象やライオン、花など多くの案が出たなかで、よく目立って、やさしい動物の"きりん"がいいのでは、ということになりました。 親子きりんは互いに支えあう"人"という字に見え色は黄と黒が工事現場で使われている安全注意色にも連想でき建設業にふさわしいと思ったのです。 今日も建設現場で、親子のきりんが道行く人を温かく見つめています。 本社の外壁にも、大きなきりんのマークを掲げました。ご近所の幼稚園のお子さんたちが毎朝、「おはよう、きりんさん!」とごあいさつしてくれます。きりんのマークを描いた社用車が出発するのを見て「きりんさん、どこ行くの?」と、声をかけて下さいます。うそのような本当の話ですが、「おじいちゃん、きりんさんのマークの会社に建物のお仕事たのんで!」とのお孫さんの推薦で、ご注文をいただいたこともありました。 きりんのように、遠く未来までをしっかりと見つめていきたい。親子のきりんのように、深いきずなを大切にしたい。 野口グループの社員全員の想いです。 ※きりんのマークは『親子きりん』として商標登録されています。 1988年(昭和63年)10月26日 商標登録第2088323号