感謝と信頼の百年

記念コラム

お客様・設計者・施工者の三者が一体となって

第 2 話
  • 昭和51年、3社の見積もり合わせの結果、5階建ての店舗のご注文をいただきました。
  • 建築工事を始めると、その店のご子息が、毎日のように現場に来られて写真を撮られます。ビルの新築を喜ばれて、記念撮影されているのだろう。そう思っていたところ竣工祝賀会でご子息は思いもしないことをいわれました。「安く見積もりされたから、どこで手を抜かれるのかと心配で、写真を撮って図面と照合していたんです。結果的にどこも手抜きがなかったので喜んでいます。」 今もそのお客様とは良いお付き合いをさせていただいていますが、そのように思われていたことに強い衝撃を受けました。

  • 野口が基本的に見積もり合わせでの仕事よりも、野口を信頼して特命工事をいただき、その信頼にもとづいて仕事をさせていただくことをお願いするようになったのはそれからです。
  • 建築は、一棟一棟が別あつらえです。お客様はどういう建物をお望みなのか、家族構成や生活設計も含めてお話しいただき、お客様・設計者・施工者の三者が一体となってご希望にかなう建物を提案し、つくりあげていく。

  • お客様に心から満足していただける建物は、そうした信頼の上にこそ成り立つのではないでしょうか。 「野口に任せておけば安心」とお客様にいっていただける建設会社になるよう、これからももっともっと研鑽を積んでまいります。