信頼できるところにお願いするのが、安心できて一番ですね。

㈱京都やま六 代表取締役社長

秦 健二 様

  • 期待を上回る丁寧な仕事の仕方に感動

  •  京都やま六は、昭和2年、全国初の中央市場「京都中央卸売市場」の開設と同時に、塩干物仲卸業として創業しました。私で三代目となります。当初から加工品の製造をしており、西京漬もその一つでした。やがて、西京味噌に漬けた独特の味が少しずつ評判になりだし、京都ブームも手伝って、全国のスーパーや百貨庖などで取り扱っていただけるようになりました。現在ではご家庭用だけでなく、贈答用としても広くご利用いただいています。
  •  出荷量の増加に伴って配送センターを建てることになり、お世話になったのが野口建設さんです。野口さんはお客様の紹介だけで年中忙しくされていると知り、私の頭の中で「すごい会社やなあ」というイメージができ上がり「よろしくお願いします」と頼んだわけですが、正解でしたね。
  •  印象的なのは工事の進め方がすごく丁寧なことです。配送センターは新しく土地を購入して建てたので、ご近所には工場ができることに心配する声もあり、私としては、工事中や完成後の近所づきあいが気になっていました。野口さんは、そこまで考えておられるのかと感心するほど、近隣に丁寧な対応をされ、私の期待以上でした。おかげで、大きなトラブルもなく、あとあと仕事がやりやすかったですね。信頼してお任せできるのがいちばん楽ですから、その後、本社や北工場の改修・メンテナンスも迷わずお願いしました。
  • ベストセラーよりロングセラー

  •  当社の西京漬は、厳選した魚を京都ならではの西京味噌に漬け込み、適切な温度と時間の管理のもとに熟成させ、本漬けといって、魚の身の中にまで味がしみ込んでいるのが特徴です。西京味噌は一般の味噌より塩分が半分以下で、健康にもよいとして注目されています。
  •  私が目指すのは、その年一番のベストセラーではなく、2、3番でも20年、30年と息長く売れるロングセラー商品です。そのためには、お客様にリピーターになっていただく必要があるのですが、味は数字で測れません。そこで週に1度、工場幹部を集めて必ず試食会を行い、まず私が代表して、主力製品や新製品の味見をします。
  •  味覚を判断する人間が複数いると、商品が安定しないからで、「この商品は少し塩辛い」「この魚は西京味噌と合わない」などと判断するのはあくまでも私です。そのうえで、工場幹部にも食べてもらい「なるほど、社長が言っているのはこのことか」と味覚を合わせ、京都やま六の味を守っています。
  •  私がその味、値段以上に最重視しているのは、商品の安全・安心です。食品メーカーとして、お客様が安心して食せる安全な食品を提供していくことは当然であり、平成十八年には、食品安全マネジメントシステムの国際標準規格・IS022000を、業界に先駆けていち早く認証取得しました。規格は、お客様に安心して買っていただくためのク保証書。であり、自分たちの会社を守るためにも大事なものです。
  •  これからも安全・安心はもちろん、味・形などの品質を上げて、お客様から支持される西京漬をつくりつづけロングセラーを目指します。